SF・アクション
PR

サターン・最優秀SF映画賞【1990年代の全ノミネート&受賞歴リスト】

サターン・最優秀SF映画賞【1990年代の全ノミネート&受賞歴リスト】
Aoringo
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、Aoringoです。

この記事では、アメリカで毎年発表されているファンタジー、ホラー、およびSFの映画やテレビ番組に焦点を当てたアメリカの映画アワード、【サターン賞】のうち、前年に公開されたSF映画のうち優秀だった作品に贈られる【最優秀SF映画賞】の1991年から1999年までの受賞結果をまとめています。

Disney+

サターン賞とは?

サターン賞(Saturn Awards)は、ファンタジー、ホラー、およびSFの映画やテレビ番組に焦点を当てたアメリカの映画アワード。1973年に設立され、会員の投票によって受賞が決定。会員には、スティーブン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロンをはじめ、名だたる監督やテレビ人が名を連ねています。

サターン・最優秀SF映画賞

1990年代の受賞&ノミネート作品

サターン・最優秀SF映画賞

第18回(1991)

サターン・最優秀SF映画賞 第18回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
ターミネーター2
フランケンシュタイン/禁断の時空
ローラーボーイズ
プレデター2
ロケッティア
Timescape

第18回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、90年代に大ヒットしたジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター2』(原題:Terminator 2: Judgment Day)でした。説明不要なくらい有名な作品ですね!

物語の舞台は、人工知能スカイネットに率いられた知覚を持つ機械が人類と戦争を繰り広げるディストピア的未来。人類のレジスタンスのリーダーとして成長する幼いジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を抹殺するため、新型ターミネーターT-1000が過去に送り込まれます。

しかし、ジョンの母サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)もまた、再プログラムされたT-800ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)を過去に送り込み、それを阻止しようとする戦いです。当時、T-1000が金属の液体になって自由自在に変化する映像は驚きでした!

『ターミネーター2』は、その映像技術とストーリー性、アクションの面白さなどを高く評価され、史上最高のアクション映画のひとつとして現在も語られています。

サターン・最優秀SF映画賞

第19回(1992)

サターン・最優秀SF映画賞 第19回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
スター・トレックVI/未知の世界
エイリアン3
フリージャック
ジャイアントベビー /ミクロキッズ2
バーチャル・ウォーズ
透明人間

第19回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ニコラス・メイヤー監督の『スター・トレックVI/未知の世界』(原題:Star Trek VI: The Undiscovered Country)でした。政治的変化、偏見、長年の敵対関係の中での平和の可能性といったテーマを描き、オリジナル『スタートレック』のキャスト陣とのお別れにふさわしい作品と評価されました。

サターン・最優秀SF映画賞

第20回(1993)

サターン・最優秀SF映画賞 第20回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
ジュラシック・パーク
デモリションマン
ファイヤー・イン・ザ・スカイ/未知からの生還
フォートレス
未確認生命体 MAX/マックス
スーパーヒーロー/メテオマン
ロボコップ3

第20回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、スティーブン・スピルバーグ監督作品を代表するひとつ『ジュラシック・パーク』(原題:Jurassic Park)でした。

こちらも説明不要なくらい有名な作品ですね。物語は、億万長者のジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)が、クローン恐竜でいっぱいのテーマパークをコスタリカ沖の離島に建設。そこに正体された人々が、恐竜の暴走に襲われ奮闘する様子を描いています。

この作品は、自然をもてあそんだ結末や、遺伝子操作の倫理的ジレンマ、人類を驚かせ、危険にさらす科学の力といった考えさせられるテーマを含みながらも、映画自体は驚くべき先鋭的な視覚効果とアクション演出で、最高のエンターテインメントに仕上がっています。

評価的にも商業的にも大成功を収めたほか、SFとアドベンチャー両方のジャンルの古典とされ今でも語り継がれる名作です。

サターン・最優秀SF映画賞

第21回(1994)

サターン・最優秀SF映画賞 第21回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
スターゲイト
ボディ・スナッチャーズ
ノー・エスケイプ
ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物
スタートレック ジェネレーションズ
ストリートファイター
タイムコップ

第21回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ローランド・エメリッヒ監督の『スターゲイト』(原題:Stargate)でした。

1928年にエジプトで”スターゲイト”と呼ばれる謎の遺物が発見されます。数十年後の1990年代、アメリカ政府はスターゲートの秘密を解き明かすため、科学者、軍人、考古学者のチームを結成し、ダニエル・ジャクソン博士(ジェームズ・スペイダー)も、装置に描かれた象形文字を解読するために集められました。

そして、スターゲイトを起動させるとワームホールが開き、別の銀河系の遠い惑星へつながり、彼らは神を装った異星人ラーが支配する異世界を探検することになります。

『スターゲイト』は、SFと古代神話を融合させたSFアドベンチャーとして評価され、長寿テレビシリーズとして大ヒットとなる『スターゲイト』シリーズの始まりでもあり、長年にわたり熱心なファンの支持を得ています。

サターン・最優秀SF映画賞

第22回(1995)

サターン・最優秀SF映画賞 第22回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
12モンキーズ
コンゴ
ジャッジ・ドレッド
アウトブレイク
スピーシーズ/種の起源
ストレンジ・デイズ/1999年12月31日
ウォーターワールド

第22回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、テリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』(原題:12 Monkeys)でした。この作品は、タイムトラベルとミステリーが融合した複雑なストーリーの作品です。

物語の舞台は、致命的なウイルスによって人類の大半が絶滅し、生存者は地下での生活を余儀なくされている黙示録後の未来。ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)は囚人で、「12モンキーズの軍団」と呼ばれる謎の集団が放ったとされるウイルスの起源に関する情報を集めるため、過去にタイムスリップさせられます。

コールは時間を行き来しながら、キャサリン・レイリー博士(マデリーン・ストウ)やジェフリー・ゴインズ(ブラッド・ピット)など、ウイルスの発生に関係しているかもしれないさまざまな人物と出会いながら、謎を解き明かしていきます。

『12モンキーズ』は、複雑なプロット、タイムトラベルというSF要素、そして主演俳優の演技が高く評価されました。

サターン・最優秀SF映画賞

第23回(1996)

サターン・最優秀SF映画賞 第23回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
インデペンデンス・デイ
エスケープ・フロム・L.A.
D.N.A.
スタートレック ファーストコンタクト

第23回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ローランド・エメリッヒ監督のSFアクション映画『インデペンデンス・デイ』(原題:Independence Day)でした。

物語は、突如地球軌道上に出現し攻撃を仕掛けてきたエイリアンの宇宙船に世界が衝撃に包まれる中、トーマス・ホイットモア大統領(ビル・プルマン)、戦闘機パイロットのスティーブン・ヒラー大尉(ウィル・スミス)、コンピューター専門家のデヴィッド・レビンソン(ジェフ・ゴールドブラム)ら、地球外侵略者との戦いに参加する人々を描いています。

世界が大災害に直面したときのパニックや団結力、そして回復力などをスリリングに描き、公開と同時に商業的に大成功を収めました。

サターン・最優秀SF映画賞

第24回(1997)

サターン・最優秀SF映画賞 第24回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
メン・イン・ブラック
エイリアン4
コンタクト
フィフス・エレメント
ポストマン
スターシップ・トゥルーパーズ

第24回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、バリー・ソネンフェルド監督のSFコメディ『メン・イン・ブラック』(原題:Men in Black)で、ローウェル・カニンガムの同名コミックを原作とし、ユーモアとSFをユニークに融合させ大ヒットしました。

ストーリーは、地球外生命体を監視・規制するために秘密裏に活動するメン・イン・ブラック(MIB)として知られる政府の秘密組織を中心に展開。ストリート・スマートなニューヨークの警官、ジェームズ・エドワーズ(後のエージェントJで、演じているのはウィル・スミス)がMIBに採用されるまでを描いています。

黒いスーツに身を包んだ印象的なキャラクター、巧みなエイリアンのデザインなどが高く評価されました。

サターン・最優秀SF映画賞

第25回(1998)

サターン・最優秀SF映画賞 第25回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
アルマゲドン
ダークシティ
ディープ・インパクト
ロスト・イン・スペース
スター・トレック/叛乱
X-ファイル ザ・ムービー

第25回サターン賞最優秀SF映画賞は、マイケル・ベイ監督の超大ヒット作『アルマゲドン』(原題:Armageddon)「と、アレックス・プロヤス監督の『ダークシティ』(原題:Dark City)の2作品が受賞しました。

『アルマゲドン』は、地球を滅亡させるほどにに巨大な小惑星が衝突しようとするのを破壊するミッションのため、NASAから採用されたハリー・スタンパー(ブルース・ウィリス)率いる石油掘削業者のチームの奮闘が描かれています。ヒロイズム、犠牲、そして感動的なラストシーンは多くの人々が涙しました。

もう一つの『ダークシティ』は、ネオ・ノワールSF映画ともいわれ、雰囲気のあるシュールな映像で知られています。

見知らぬホテルの一室で目覚めたジョン・マードック(ルーファス・スウェル)は、自分の過去を紐解こうとするうち、自分がいる街が常に暗く、ストレンジャーズと呼ばれる謎の青白い男たちに支配されていることを知ります。

街の秘密を探るうちに、ストレンジャーズと警察の両方から追われる逃亡者となり、エマ(ジェニファー・コネリー)とシュレーバー博士(キーファー・サザーランド)に助けられながら、街に隠された真実と、彼自身の忘れられた過去を探っていく物語。

『ダークシティ』は、過去の本質、人間の記憶、そして心の力などについて疑問を投げかける深いテーマを描き、心を揺さぶるストーリーが評価され、現在でもカルト的な人気を博しています。

サターン・最優秀SF映画賞

第26回(1999)

サターン・最優秀SF映画賞 第26回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
マトリックス
イグジステンズ
ギャラクシー・クエスト
ピッチブラック
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
13F

第26回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ウォシャウスキー兄妹が監督を務めた大ヒット映画『マトリックス』(原題:The Matrix)でした。

ハッカー「ネオ」(キアヌ・リーブス)という別名を持つコンピューター・プログラマー、トーマス・アンダーソン。彼は、人類を奴隷にした知的機械が作り出したシミュレートされた現実であるマトリックスの存在を知り、謎めいた世界に引き込まれていきます。

『マトリックス』は、有名な銃弾をかわすシーンに代表されるように、独創的なアクションシーンと、現実と仮想の境界の演出が高く評価されました。

その他のサターンアワード受賞に関する記事

この記事では、コミックが原作となっている映画に贈られる【最優秀SF映画賞】の1990年から1999年までの受賞結果をご紹介しました。同じ賞の他の年代も記事にしています。

About this blog

CinemaLoveについて

当ブログではおすすめVODの最新情報おすすめ作品、管理人の映画レビューなどをマイペースにお届けしています。

Twitterでは最新記事のお知らせや映画のことを呟いてます。フォローお待ちしています。

ホラー&クライム系専門ブログ
ホラー好きな方はこちらも遊びにきてね。

アオリンゴのホラー映画研究所
ABOUT ME
アオリンゴ
アオリンゴ
映画好き会社員
年間50~300本の映画やドラマを観てます。VODサービス情報やマイペースにレビューを書いてるの個人ブログです。
記事URLをコピーしました