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サターン・最優秀SF映画賞【2000年代の全ノミネート&受賞歴リスト】

サターン・最優秀SF映画賞【2000年代の全ノミネート&受賞歴リスト】
Aoringo
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こんにちは、Aoringoです。

この記事では、アメリカで毎年発表されているファンタジー、ホラー、およびSFの映画やテレビ番組に焦点を当てたアメリカの映画アワード、【サターン賞】のうち、前年に公開されたSF映画のうち優秀だった作品に贈られる【最優秀SF映画賞】の2000年から2009年までの受賞結果をまとめています。

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サターン賞とは?

サターン賞(Saturn Awards)は、ファンタジー、ホラー、およびSFの映画やテレビ番組に焦点を当てたアメリカの映画アワード。1973年に設立され、会員の投票によって受賞が決定。会員には、スティーブン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロンをはじめ、名だたる監督やテレビ人が名を連ねています。

サターン・最優秀SF映画賞

2000年代の受賞&ノミネート作品

サターン・最優秀SF映画賞

第27回(2000)

サターン・最優秀SF映画賞 第27回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
X-メン
ザ・セル
インビジブル
シックス・デイ
スペース カウボーイ
タイタンA.E.

第27回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ブライアン・シンガー監督の『X-MEN』(原題:X-Men)でした。この作品は、XーMEN映画シリーズの第一作目で、マーベル・コミックの同名のスーパーヒーロー・チームを基にしており、ミュータント(生まれつき特別な力を持つ人間)たちが活躍します。

ミュータントが普通の人間から恐れられ、差別されている世界を舞台にしており、偏見、寛容、並外れた能力を持つことで生じる責任といったテーマを描いています。

サターン・最優秀SF映画賞

第28回(2001)

サターン・最優秀SF映画賞 第28回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
A.I.
ジュラシック・パーク III
トゥームレイダー
ザ・ワン
PLANET OF THE APES 猿の惑星
バニラ・スカイ

第28回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、スティーブン・スピルバーグ監督による『A.I』(原題:A.I. Artificial Intelligence)でした。この映画は、もともとスタンリー・キューブリックが監督することになっていましたが、彼が亡くなってしまったため、スピルバーグが引き継ぐことになりました。

物語の舞台は、「メカ」と呼ばれる高度に進化した人型ロボットが存在する未来。ロボット工学者のヘンリー・スウィントン(サム・ロバーズ)は、無条件に愛するように設計されたデイヴィッド(ヘイリー・ジョエル・オスメント)という高度な子供型ロボットのプロトタイプを作り、昏睡状態の息子を持つ家族の養子にすることに。

デイヴィッドの目的は、養母から本物の息子として愛されることでしたが、本当の息子が回復したことで、森に捨てられてしまいます。そして、デイヴィッドはテディというおもちゃに助けられながら、本物の少年になるための旅に出ます。

この映画は、人工知能、意識の本質、愛と受容への欲求、そして感覚を持つ存在を創造することの結末というテーマを描いています。AIやロボット技術が革新的に進化している昨今でにおいて、とても考えさせられるテーマともいえますよね。

サターン・最優秀SF映画賞

第29回(2002)

サターン・最優秀SF映画賞 第29回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
マイノリティ・リポート
メン・イン・ブラック2
サイン
ソラリス
ネメシス/S.T.X
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃

第29回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、フィリップ・K・ディックの短編小説を原作に、スティーブン・スピルバーグが監督を務めた『マイノリティ・リポート』(原題:Minority Report)でした。

犯罪を未然に予測し、未然に防ぐために “プリコグ “と呼ばれる超能力者を活用する専門警察組織 “プリクライム・ディビジョン “が存在する近未来社会が舞台で、犯罪予知課を率いるジョン・アンダートン課長(トム・クルーズ)が主人公です。

『マイノリティ・リポート』は、監視、自由意志、犯罪を未然に防ぐことの倫理的意味をテーマにしていて、アクションも多くサスペンス要素、SF要素と色々なジャンルが楽しめます。

サターン・最優秀SF映画賞

第30回(2003)

サターン・最優秀SF映画賞 第30回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
X-MEN2
ハルク
トゥームレイダー2
マトリックス レボリューションズ
ペイチェック 消された記憶
ターミネーター3

第30回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ブライアン・シンガー監督の『X-MEN2』(原題:X2)でした。第27回で同賞を受賞した『X-MEN』の続編です。

アクションシーンとキャラクターの成長、特にウルヴァリンとプロフェッサーXとマグニートーの関係がより掘り下げられており、数多く公開されているX-MENシリーズの中でも特に高く評価されている作品といわれています。

サターン・最優秀SF映画賞

第31回(2004)

サターン・最優秀SF映画賞 第31回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
エターナル・サンシャイン
バタフライ・エフェクト
デイ・アフター・トゥモロー
フォーガットン
アイ,ロボット
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー

第31回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ミシェル・ゴンドリー監督のSF恋愛映画『エターナル・サンシャイン』(原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind)でした。

ジョエル(ジム・キャリー)と、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)のカップルはが、波瀾万丈の恋愛の末、互いの記憶を消す手術を受けることにします。しかし、記憶が消されていく中で、ジョエルはやっぱり記憶を残しておきたいと思うようになり、潜在意識に隠そうとする過程で、良くも悪くも二人の思い出を反芻していくことになります。

『エターナル・サンシャイン』は、愛や記憶、そして過去にしがみつこうとする人間の欲望の本質を探るなど、恋愛映画の中で人の複雑な感情を描いています。この作品は、そのユニークな物語、主演俳優の演技など多様に高く評価されました。

サターン・最優秀SF映画賞

第32回(2005)

サターン・最優秀SF映画賞 第32回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
ファンタスティック・フォー
アイランド
ジャケット
セレニティー
宇宙戦争

第32回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(原題:Star Wars: Episode III – Revenge of the Sith)でした。この作品は、スターウォーズシリーズにおいて、アナキン・スカイウォーカーを中心に描いた3部作(エピソード1~3)のファイナルとなり、彼が映画史上最も象徴的な悪役の一人であるダース・ベイダーへと変貌を遂げていく様子を描いています。

アオリンゴ
アオリンゴ

世界で最も有名な「闇落ち」はこれでしょう。

サターン・最優秀SF映画賞

第33回(2006)

サターン・最優秀SF映画賞 第33回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
トゥモロー・ワールド
デジャヴ
ファウンテン 永遠につづく愛
プレステージ
Vフォー・ヴェンデッタ
X-MEN:ファイナル ディシジョン

第33回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、アルフォンソ・キュアロン監督のディストピアSF映画『トゥモロー・ワールド』(原題:Children of Men)でした。

人間の不妊により社会が徐々に崩壊していく荒涼とした近未来の世界が舞台。幻滅した官僚のセオ・ファロン(クライヴ・オーウェン)は、奇跡的に妊娠した女性を保護する任務に携わります。

この作品は、希望や贖罪、世界情勢や移民問題、そして絶望的な未来に直面した人間の命の価値というテーマを描いておりとても考えさせられます。

サターン・最優秀SF映画賞

第34回(2007)

サターン・最優秀SF映画賞 第34回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
クローバーフィールド/HAKAISHA
ファンタスティック・フォー:銀河の危機
アイ・アム・レジェンド
ミムジー 〜未来からのメッセージ〜
サンシャイン2057
トランスフォーマー

第34回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、マット・リーヴス監督の『クローバーフィールド/HAKAISHA』(原題:Cloverfield)でした。製作には、STAR WARSで監督を務めるJ・J・エイブラムスが携わっています。

物語は、ニューヨークに住む友人たちが、ある日のパーティーの様子を記録していたところ、突如としてモンスターによる壊滅的な襲撃が起こるところから始まります。映像は、登場人物たちの手持ちカメラの視点から描かれるP.O.Vで、怪物の脅威を前にしたパニックと混沌の様子を臨場感たっぷりに描いています。

サターン・最優秀SF映画賞

第35回(2008)

サターン・最優秀SF映画賞 第35回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
アイアンマン
地球が静止する日
イーグル・アイ
インクレディブル・ハルク
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
ジャンパー

第35回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ジョン・ファヴロー監督の『アイアンマン』(原題:Iron Man)でした。マーベルのキャラクター、アイアンマンが主役になっているシリーズの第一弾になります。

天才的な億万長者で、兵器製造会社スターク・インダストリーズを経営する優秀な発明家トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。アフガニスタンで新兵器のデモを行っていたところ、スタークはテロリストに捕まり、大量破壊兵器の製造を強要されてしまいますが、彼はパワード・アーマーのスーツを作って脱出し、アメリカに戻ります。

故郷に戻ったスタークは、そのエンジニアリング技術を駆使してハイテク・アーマーを作り、アイアンマンとして知られるスーパーヒーローになることを決意します。

この作品は、MCUの幕開けともいわれており、その後の相関しあうヒーロー映画の基となっており、商業的にも批評的にも大成功しました。

アオリンゴ
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ジョン・ファヴロー監督は、ディズニープラスで配信中の大人気ドラマ『マンダロリアン』でも監督を務めています!

サターン・最優秀SF映画賞

第36回(2009)

サターン・最優秀SF映画賞 第36回受賞&ノミネート作品
受賞&ノミネート作品
アバター
ザ・ウォーカー
ノウイング
月に囚われた男
スター・トレック
トランスフォーマー/リベンジ
ウルヴァリン:X-MEN ZERO

第36回サターン賞最優秀SF映画賞を受賞したのは、ジェームズ・キャメロン監督の大ヒット作『アバター』(原題:Avatar)でした。

アバターと呼ばれるバイオエンジニアリングされた人型を人間が遠隔操作することを可能にする”アバター・プログラム”。これは、人類が月の資源を開発する際に、先住民ナヴィ族と交流するために使われれます。

この作品は、環境主義、植民地主義、自然とテクノロジーの衝突というテーマを描きながら、見事で革新的な視覚効果、没入感のある3D体験で大絶賛されました。まさに、新しい映画の幕開けといえたと思います。

その他のサターンアワード受賞に関する記事

この記事では、コミックが原作となっている映画に贈られる【最優秀SF映画賞】の2000年から2009年までの受賞結果をご紹介しました。同じ賞の他の年代も記事にしています。

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