「 マリー・アントワネット-Marie Antoinette-(2006)」の感想とレビュー:18歳で王妃になった女の子の物語
“恋をした、朝まで遊んだ、全世界にみつめられながら。”
\ひとことレビュー/
抜かりない豪華さ、これ以上ない優雅さ、現代の美的感覚を取り入れている衣装デザインやカラーテイストがなくしかけていたアラフォーの乙女心にグサグサ刺さってまさにキュンです。スウィーツ食べたくなるので用意しておくのをおすすめします。
UKロックとともにポップに描く16世紀
フランス革命に至るまでのルイ16世の時代を描いているのが本作です。わたしとしては、初めてのソフィア・コッポラ監督作品です。
中世ヨーロッパの雰囲気が好きなんですが、本作はマリー・アントワネット生誕250周年を記念し、実際にベルサイユ宮殿で撮影されたというだけだけあって、映像美がほんとにすばらしいです。
抜かりない装飾の豪華さ、優雅さ。現代の美的感覚を取り入れている衣装デザインやカラーテイストがなくしかけていたアラフォーの乙女心にグサグサ刺さってまさにキュンです。
ベルサイユ宮殿×パステルブルーの相性の良さよ。マカロンの可愛さよ。パステルカラーとふわふわドレス、甘くて優雅なティータイムが大量に出てくるのでそういうのが好きな人はとっても幸せな気持ちになれました♡
マリーアントワネットは、贅沢に贅沢を極め向こう見ずな浪費家でネガティブイメージもある反面、今作では彼女をあえて一人の女の子として、14歳という若さで嫁ぎ、18歳で王妃になる運命を受け入れるしかない人生とパーソナルに焦点を当てながら、UKロックとともにポップに描いています。
マリーの悲しい最期も描かれてないので安心してスウィーツな時間を堪能できます。
アカデミー衣装デザイン賞を受賞。そういえば、劇中に当時は存在するはずのないCONVERSEのALL STARが一瞬出てくるらしいけど見つかりましたか?私は見つけられませんでした(^o^;)
あと、インシディアスで主演努めてたローズ・バーンも出てます。可愛いよねえ。
音楽がおしゃれー♡
「マリー・アントワネット オリジナル・サウンドトラック」
劇中で流れるギターポップ&ロックが全部入ったサントラもあり。
1-Hong Kong Garden (With Strings Intro) – スージー・アンド・ザ・バンシーズ
2-Aphrodisiac – バウ・ワウ・ワウ
3-What Ever Happened – ザ・ストロークス
ほか全26曲収録
作品の概要
オーストリア・ハプスブルグ家の末娘マリー・アントワネットは14歳で、フランスのルイ・オーギュスト(後のルイ16世)と結婚。格式を重んじるヴェルサイユ宮殿での生活に始めは戸惑うものの、盛大な晩餐会やファッションリーダーとして贅沢三昧の日々を送っていた。4年後、ルイ15世は急逝し、若いふたりは王位を継承する。ほどなくしてマリーは待望の世継ぎを出産。わが子を心の拠り所とするのだが、魅力的なフェルゼン伯爵と逢瀬を重ねたこともあった。一方、財政難に困窮したフランス国民は各地で暴徒と化していき・・・。
予告トレーラー
Infomation
原題:Marie Antoinette
製作国:アメリカ
製作年:2006年
監督:ソフィア・コッポラ
脚本:ソフィア・コッポラ
Cast
- キルスティン・ダンスト
- ジェイソン・シュワルツマン
- リップ・トーン
- ジュディ・デイヴィス
- アーシア・アルジェント
- マリアンヌ・フェイスフル
- ローズ・バーン
- モリー・シャノン ほか