2023.03.18

捨て曲なし！サーカスミュージカル『グレイテスト・ショーマン』(2017)の感想とレビュー

Aoringo

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この記事の内容

ネタバレなしの感想
- グレイテスト・ショーマンの音楽
- 演技について
「グレイテスト・ショーマン」概要
評価・レビュー
CinemaLoveについて

The Greatest Showman

夢が、踊り出す

「グレイテスト・ショーマン」

ネタバレなしの感想

映画『グレイテスト・ショーマン』は、愛するサーカスを通じて世界に名を馳せることを決意した男、P.T.バーナムの生涯を描いたミュージカル映画です。

野心的な若者だった彼の小さなスタートから、史上最も成功したサーカスの一つを作り上げるまでの道のりを追っています。

グレイテスト・ショーマンの音楽

この映画の音楽と歌詞は、本当に素晴らしいです！サントラ購入して何度リピったことか。そして今でも私のマイリストにいくつかラインナップされてます。

「ラ・ラ・ランド」でも活躍した音楽ユニット、トニー賞を受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールのデュオが書いた曲は、バーナムの貧困時代から名声を得るまでの旅を完璧に表現する美しいメロディーを作り出しています。

それぞれの曲は独自のスタイルを持ちながら、映画全体を結びつける統一感のあるサウンド。さらに歌詞は、各キャラクターの苦悩を織り込みながら、彼らの関係性を垣間見ることができる物語性のある楽曲となっています。

A Million Dreams

少年期のバーナムがチャリティと過ごしたり、貧困に苦労する中でも夢を忘れず、おとなになってチャリティを迎えに行き家族となった彼女と、娘たちも加わって夢見ることを忘れない壮大な曲。

アオリンゴ

幼い娘たちも加わり、苦労していても夢見ることを忘れないバーナム家を象徴する1曲です。

The Other Side

バーナムが共同運営者として上流階級の劇作家フィリップ・カーライルをスカウトするシーンの曲。2人の男性のビジネスのやりとりを歌で表現するなんてミュージカルって感じですよね。

Rewrite The Stars

フィリップとアンがお互いに惹かれ合いながらも、階級の違いから遠慮をする微妙な関係を表した一曲。ロープアクロバットで表現されるすれ違う2人の様子はほんとにロマンチック！

Tightrope

名声を手に入れだしたバーナムがオペラ歌手のジェニーと興行に出かける中、妻チャリティの心の不安を、綱渡りになぞらえて表現した１曲。「私が落ちそうになったら助けてくれるの？」という問いかけが切ない！！

The Greatest Show

グレイテスト・ショーマンを象徴する１曲。バーナムからフィリップにバトンタッチするシーンがとくに大好き！！

演技について

P.T.バーナム役のヒュー・ジャックマンは、そのカリスマ性、魅力、エネルギーで出演するすべてのシーンで存在感を放っています。彼はバーナムという役を真に体現し、野心と、自分を理解してくれない世界で成功しようともがく心の痛みの両方を引き出してます。

かつて若きミュージカルスターだったザック・エフロンも、バーナムの右腕としてサーカスの運営を助ける一方、バーナムのパフォーマーやアイデアを高く評価しない人々に対して自分の信念を貫く劇作家フィリップ・カーライル役として、サブ役ながら圧倒的存在感。

そして、ゼンデイヤが演じるアン・ウィーラーは、肌の色に偏見がある時代の中でも舞台でパフォーマンスすることを夢見るアクロバットパフォーマーを、大げさすぎず、メロドラマ的でもなく、力強く、感動的に演じてます。

全体として、『グレイテスト・ショーマン』は、豪華な音楽とアンサンブルキャストの優れた演技で魅惑的なストーリーを語る、信じられないほど面白い映画。ちなみに私は２回映画館に行って、その後も何度も繰り返して音楽シーンを中心に見返してしまうほど大好きです。

どんな障害があっても夢を追いかけるという、元気の出るストーリーを探している人には最高の選択に間違いなし。まだご覧になっていない方は、ぜひご覧になってみてくださいねー。

「グレイテスト・ショーマン」概要

あらすじ

主人公のP.T.バーナムは＜ショービジネス＞の概念を生み出した男。誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。そんなバーナムを支えたのは、どんな時も彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ。彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バーナムはショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。（出典：Filmarks）